高度成長たけなわの昭和30年代末、雑巾の宅配リースという新商売を思いついたのは鈴木清一という人物でした。
鈴木さんはこの会社に「株式会社ぞうきん」という名前をつけるつもりだったそうです。
いかにも裏方に徹しますという気持ちがにじみ出ている社名です。
ところが、社員たちが猛反対したそうです。
「そんな名前、かっこ悪くて名刺手が出せません。」
「嫁さんがもらえなくなってしまいます。」などみんな反対です。
鈴木さんは一徹で、言い出したら聞かない人でした。
おまけに「きん」は金に通じ、「ん」は運に通ずるとして譲らなかったそうです。
困った部下のひとりが、英語で言い換えたらと思いつき
「雑巾(ぞうきん)」「ふきん」はダストクロス、ダステックスとのこと
そこで、英語で必ずつく「ダスト」と日本語の「金」を組み合わせることを思いつきました。
かくして誕生したのが「ダスキン」です。
鈴木社長がこだわった「金」も「運」も付いている社名です。
ご存知り通り、盲点だった新分野を開拓したダスキンは急成長しました。
「金」も「運」もちゃんと付いてきたわけです。
ダスキンの成功大きな理由のひとつにネーミングがありました。
「ダス」は男性の低く声、「キン」は女性の高い声
わずか4文字に最高音と最低音が組み合わさっています。
一度聞いたら忘れにくい響きの良い名前です。
ダスキンはアメリカの「ミスタードーナッツ」の日本での営業権を
買い取って全国展開ていますね。
「株式会社ぞうきん」では 食べ物は無理だったかもしれませんね。
久留島
このお話は、確か上前淳一郎さんの「読むクスリ」で知ったものです。
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